周囲が暗くなる(明るくなる)とLEDが点灯する回路

周囲が暗くなる、または逆に明るくなると電流が流れて LED が点灯する回路を作ろうとした時に、最初は「Arduino で定期的に照度センサの値を読む → 一定の値より低い(または高い)状態であれば LED に電流を流す」ようにすればよいかと思ったのですが、金銭的にも電池的にもとても無駄が多い気がしたので簡単な電子回路でこれを実現できないか考えてみました。

照度センサーは、秋月電子で NJL7502L(2個入) を100円で購入したのですが、データシートを見てもどう使えばよいのかよくわからなかったので Google 検索したところ、下記ページで 3.3V 電源の場合、2000Lux の光を当てると 0.33V が出力されるらしいということが分かりました。

照度センサ(フォト・トランジスタ)NJL7502L - akifan

しかし、0.33V では LED を点灯させることができません。 そこで、照度センサから流れた電気をそのまま LED に流すのではなくトランジスタのベースに流し、トランジスタのエミッタとコレクタをそれぞれ電源と LED に接続すれば良いのではと考えました。 (トランジスタは、ベースに少量でも電流が流れるとエミッタとコレクタの間に電流が流れるスイッチのような性質があります)

必要なもの

秋月電子などで買うことができます。

周囲が暗くなるとLEDが点灯する回路

以下のような感じで作りました。 LED と、右の + の間にある抵抗が 220Ω です。

別の角度から撮影したものです。

周囲が明るくなるとLEDが点灯する回路

以下のような感じで作りました。 LED と、右の + の間にある抵抗が 220Ω です。

別の角度から撮影したものです。

設定を変更したい場合

330kΩ の抵抗は、私の部屋の場合調度よい感じで照明のオンオフにあわせて LED が付いたり消えたりしてくれたのですが、部屋の明るさによって調整したほうが良いと思います。

参考にしたもの

以下の PDF の3ページ目に掲載されている回路図が、ちょうど私の作りたかったものと同じだったので参考にさせていただきました。 こちらの回路図では、2SC1815 のベースの前に 4.7kΩ の抵抗が入っていますが、特に入っていなくても動作に問題はなかったので入れませんでした。 (これは入れたほうが良いのですかね…?)

LED(発光ダイオード)を使いこなそう (PDF がダウンロードされますのでご注意ください)