この記事では、Affinity Publisherで書籍の本文などを書き、読みづらい漢字にルビ(読みがな/振り仮名)を降る方法について解説します。
この機能は「Affinity Publisher限定」ですのでご注意ください。Affinity Designerなどでは利用できません。
以下はやり方をまとめた動画です。テキストでの解説はその下にあります。
まず、本文を[フレームテキストツール]を使用して制作します。
次に、ルビを[アーティスティックテキストツール]を使用して制作します。
ルビのフォントサイズを小さくし、本文のルビを振りたい漢字の上に移動します。
ルビ(テキストオブジェクト)を選択し、[ピン留め]スタジオの[フロート]ボタンをクリックして押し込んだ状態にします。
[水平方向揃え]はそのままでも構いませんが、私は[内側の中央]をおすすめします。
すると、フロートされたテキスト(ルビ)の近くにあるテキスト内に水色の縦棒が入ります。
この場合[今]と[日]の間に水色の縦棒が入るようにルビ(テキストオブジェクト)を移動します。
次に[嘉納]の上にもルビを配置したい場合、先ほど設置した[こんにち]というルビをMacはoption、WindowsはAltキーを押しながら右にドラッグして、[嘉納]の上に複製します。
複製されたルビをダブルクリックしてテキストを[かのう]に変更し、[ピン留め]スタジオの[フロート]ボタンをクリックして押し込んだ状態にします。
これで、テキストを移動したり間に別の文字が入っても、ルビが追従するようになります。
情報提供: Satoshi Fujitaさん