Photoshopで長方形などのシェイプを移動・変形・複製するJSXをアップデート

PhotoshopでWebデザインカンプなどを制作している方にはかなり役立つ、「シェイプを移動・変形・複製」するJSXをアップデートし、シェイプを移動・変形・複製する際に、まれに数値のズレが発生するバグを修正しました。

JSX

以前から、以下の記事で「数値を指定してシェイプを作成」するJSXと「シェイプを移動・変形・複製」するJSXを配布していました。

PhotoshopでのWeb制作効率を向上させる「JSX」とは

「数値を指定してシェイプを作成」するJSXは問題なかったのですが、「シェイプを移動・変形・複製」するJSXには時々「間違ったサイズを取得してしまう」という致命的なバグがあり、どうすればそれが直せるかわからないままでした。

しかし、ようやく解決方法を思いついたので、「シェイプを移動・変形・複製」するJSXの修正版を配布します。以下からダウンロードしてください。

数値を指定してシェイプを作成する JSX と、変更・複製する JSX のダウンロード

Mac版 Photoshop CS6、CS5 で動作確認しています(他のOSやバージョンでも動くかもしれません)。

使い方

ダウンロードした JSX は、解凍すると「シェイプ作成.jsx」と「サイズ変更.jsx」が含まれます。
これらのファイル(フォルダは含まない)を、Photoshop の「Scripts」フォルダに入れてください。
「Scripts」フォルダの場所は以下の通りです(Photoshop CS6 の場合)。

Windows の場合

C:¥Program Files¥Adobe¥Adobe Photoshop CS6¥Presets¥Scripts
(古いバージョンの場合、¥Presets¥Scripts のフォルダ名がカタカナで ¥プリセット¥スクリプト のようになっています。)

Mac の場合

Macintosh HD/アプリケーション/Adobe Photoshop CS6/Presets/Scripts/

Photoshop を再起動後、サイズや位置を変更したいシェイプレイヤーを選択し、メニューの「ファイル>スクリプト>サイズ変更」より実行すると以下のようなダイアログが表示され、サイズや位置を変更したり、指定した位置やサイズで複製することができます。

それぞれ、キーボードショートカットを割り当てておくと便利です。

特徴

「シェイプ作成.jsx」は、サイズをレイヤー名にするため、レイヤーを選択することなくシェイプのサイズがわかります。
シェイプのサイズを変形する場合は、Ctrl(command)+T は使用せず、「サイズ変更.jsx」を使用することで、レイヤー名に書かれたサイズも変更されます。
もし、レイヤー名が変更されていた場合は、「サイズ変更.jsx」を使用してもレイヤー名は変わりません。
数値指定できっちりとWebデザインカンプなどを制作する際に役立つと思います。

なお、Photoshop CS6ではレイヤーパネルのレイヤーの絞り込み機能を使い、「W 200」のようにサイズで絞り込んだり「R 4」のように角丸のあるものだけ絞り込んだりできます。

Photoshopレイヤーパネル W 200

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免責事項

「サイズ変更.jsx」は、レイヤーのサイズを取得するため、Photoshop の選択範囲機能を使用します。そのため、「サイズ変更.jsx」を実行すると、選択範囲は消えてしまいます。
もし、選択範囲を後で活用したい場合、予めメニューから「選択範囲>選択範囲を保存…」しておくことをおすすめします。

その他、この JSX を使用したことにより何らかの損害が発生した場合、一切の保証はいたしかねます。

不具合報告は、お問い合わせより頂けると幸いです。

その他

バージョンアップした「サイズ変更.jsx」の中身の解説は、以下の記事の「シェイプ変更JSXの解説」部分をご覧ください。
こちらの記事では、Webデザイン制作に役立つ JSX をいくつも紹介しています。良かったらご覧ください。

PhotoshopでのWeb制作効率を向上させる「JSX」とは

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