Windowsを利用されている方は、Windows 10にバージョンアップされてから新しいキーボードショートカットが多数追加されたことをご存じでしょうか。
この記事では、知っていると作業が快適になるWindows 10のキーボードショートカットを紹介していきます。
ウィンドウの操作について
ウィンドウとは、WordやExcelなど、開いているソフトの画面を表示したり、すべての画面を非表示にしたり、開いている画面を右に表示したりする操作です。
それぞれどのような操作が出来るのか、見ていきましょう。
Windowsキー
Windowsキーは、キーボード下段にあるWindowsのロゴが記載されているキーで、ウィンドウの操作についてはWindowsキーで行えるものが多くなっています。
Windowsキー + D：デスクトップ表示
Windowsキーを押しながらDを押すと、デスクトップを表示してくれます。
WordやExcel、メモ帳やブラウザなどを開いていると一つずつ非表示にしなければデスクトップ画面が表示されませんが、WindowsキーとDを押すことによって一瞬にしてデスクトップが表示されます。
Windowsキー + E：エクスプローラーを表示
Windowsキーを押しながらEを押すと、エクスプローラーを表示してくれます。
エクスプローラーとは、フォルダーなどが表示されている画面で、タスクバーにあるフォルダーキーをクリックしても、エクスプローラーは表示されますが、別のフォルダーが既に開いている状況の場合、タスクバーのフォルダーキーをクリックしても今開いているフォルダーしか開かないため、新しいフォルダーは開けません。
開いているフォルダーはそのままにして、新たにフォルダーを開きたいときには便利に使える機能です。
Windowsキー + I：設定画面を表示
Windowsキーを押しながらI（アイ）を押すと、設定画面を表示してくれます。
設定画面とは、ディスプレイの設定や、プリンターの設定、マウスの設定など、パソコンやパソコンの周辺機器に関する設定を取りまとめている場所です。
パソコンを持ち運びながら沢山使うユーザーであれば、その環境ごとに設定変更することが多いと思いますので、設定画面をすぐに出せて便利な機能となります。
Windowsキー + 矢印キー：開いているアプリの表示を変更
Windowsキーを押しながら矢印キーを押すと、現在開いているアプリの画面表示を変更してくれます。
例えば、以下のような表示にできます。
Windowsキー + →もしくは←：アプリのウィンドウを右に寄せたり左に寄せたりすることができます。
Windowsキー + ↓：アプリのウィンドウを縮小することができます。
Windowsキー + ↑：アプリのウィンドウを最大化することができます。
Altキー
Altキーとは、先ほどご紹介したWindowsキーの隣にあるキーです。
Altキー + Tabキー：開いているアプリを表示
現在開いているアプリの一覧を表示することができます。
また、繰り返しTabキーを押すことによって、アプリの表示を切り替えることができます。
Altキー + F4：開いているアプリを閉じる
現在表示しているアプリを閉じることができます。
アプリを閉じるためには[閉じる]ボタンをクリックしますが、マウスの操作が必要となり、右上までマウスを動かすことを考えると作業効率は悪くなります。
アプリ使用時
ショートカットキーは、ウィンドウを操作しているとき、アプリを操作しているときによって同じショートカットキーでも意味合いが異なります。
WordやExcelなどのアプリを使用しているときに利用できるショートカットキーをここではご紹介していきます。
Ctrlキー
Ctrlキーとは、キーボードの中で左下に位置しているキーです。
アプリを利用しているときは、このCtrlキーをよく利用します。
Ctrl + A：すべて選択
アプリの種類問わず、Ctrlを押しながらAを押すことでデータすべてを選択することができます。
例えば、Wordを使っているときに、すべての文字を消去したいという場合に、CtrlキーとAを押した後、Deleteキーを押すことによってすべての文字を消去することができます。
また、インターネットを閲覧するためのブラウザを利用しているときにも使用できるため、インターネット上のデータをすべてコピーしたい場合などでも利用できます。
Ctrl + Z：操作を戻す
アプリの種類問わず、Ctrlを押しながらZを押すことでひとつ前の作業を戻すことができます。
Ctrl + W：今開いている作業ウィンドウを閉じる
アプリによっては、Ctrlを押しながらWを押すことで作業ウィンドウを閉じることができます。
Windowsキー
Windowsキーでもアプリの操作は可能です。
Windowsキー + ,（カンマ）：一時的にデスクトップを表示
Windowsキーを押しながら ,（カンマ）を押すと、一時的にデスクトップを表示することができ、フォルダーやファイル名などを確認することができます。
Windowsキー + Shift + ← または →：アプリまたはウィンドウを別のモニターに移動することができます。
アプリを別のモニターのデスクトップに移動することができます。
仮想デスクトップの操作
Windows 10では、仮想デスクトップがとても使いやすくなっているため、仮想デスクトップの操作を行うことで、作業効率を向上させることができます。
Windowsキー
仮想デスクトップの操作は、基本的にはWindowsキーでも操作が基本となります。
Windowsキー + Ctrl + D：仮想デスクトップを追加する
仮想デスクトップを追加できます。
仮想デスクトップを追加することで、まるでパソコンが2台にも3台にもなっているかのように利用することができます。
それぞれ用途ごとにデスクトップを切り替えて使うと便利です。
Windowsキー + Ctrl + 矢印キー：仮想デスクトップの表示を切り替える
仮想デスクトップの表示を切り替えることができます。
具体的には以下のような操作ができます。
Windows キー + Ctrl + →もしくは←：右側にある仮想デスクトップや左側にある仮想デスクトップを切り替えることが可能です。
Windowsキー + Ctrl + F4：仮想デスクトップを閉じる
Windowsキーを押しながらCtrlとF4を押すことで、今開いている仮想デスクトップを閉じることができます。
その他便利な操作
ショートカットキーでこれも覚えておいた方が便利という機能をご紹介していきます。
Windowsキー + Tabキー : アプリ一覧や仮想デスクトップ一覧をグラフィカルに操作する
「タスクビュー」と呼ばれる、アプリや仮想デスクトップ、最近編集したファイルなどが並ぶ画面が表示されます。
アプリ一覧を表示して←→キーやマウスクリックで切り替えたり、仮想デスクトップを追加、切り替えなどをグラフィカルに行うことができます。
Windowsキー + P：外部ディスプレイへ出力
プレゼンテーションなどを行う場合に、外部ディスプレイを利用したいときにこの操作を行うと、外部ディスプレイへの出力が簡単に行えます。
外部ディスプレイを既に利用している時には「拡張」「複製」「PC画面のみ」「セカンドスクリーンのみ」などを選択することができます。
Windowsキー + Q：ファイル検索/Cortana への音声入力
Cortanaとは、iPhoneやMacのSiri、AndroidのGoogleアシスタントのような音声アシスタントのことです。
Cortanaを利用する時にはWindowsキーとQで簡単に呼び出すことが可能です。
まとめ
ここまで、Windows 10で効率よく操作するためのショートカットキーのご紹介をしてきました。
ショートカットキーは使えば使うほど効率が上がります。
すべてを1度にマスターするのは難しいと思いますので、まずは自分がよくやる作業を２つか３つほど選び、意識してキーボードショートカットを使うようにしてみてはいかがでしょうか。
