WordPressにJetpackを入れるべき理由

この記事ではWordPressのプラグインJetpackについて解説しています。

Jetpackは、WordPressを開発しているAutomattic社が開発した多機能なWordPressプラグインです。
たとえば以下のような機能があります。

  • 自動バックアップ
  • WordPressブログが見れなくなった場合にメールで通知
  • 見やすいアクセス解析
  • 記事をMarkdownで執筆できるように

Jetpack

Jetpack by WordPress.com | WordPress.org

なぜ今までJetpackを使用していなかったか

私はWordPressを使用するときに極力Jetpackは使用しないようにしていました。
なぜかというと、Jetpackは多機能なためWordPressの動作が遅くなるだろうと思っていたからです。

しかし、現在使用しているエックスサーバーというレンタルサーバーに移転したあとWordPressがとても高速に動いていたので、試しにJetpackプラグインを入れたところ、表示速度が体感できるほどには変わらないことに気づきました。

この記事で紹介するように、Jetpackにはさまざまなメリットがあるためこのブログにも導入することに決めました。

ここからは、Jetpackで私が使用しているお勧め機能を紹介します。

Markdown機能

たとえば記事の中ではいくつもの小見出しが必要になると思います。
そのとき、デザインビューであれば文字列を選択して[見出し 3]を指定したり、コードビューであればh3タグで見出しをマークアップしたりすると思います。

しかし、Markdownではたとえばh3の見出しを使用したい場合、行頭にシャープの記号を3つ書いて半角スペースを入れてから見出しにしたい文字列を書くだけでh3でマークアップすることができます。

### 見出しにしたい文字列

これは何が便利かというと、単純に見出しをマークアップする際に時間がかからないというだけでなく、好きなテキストエディターを使用して記事が書けるようになります。

私の場合スマートフォンの音声入力を使用して記事の下書きをすることがありますが、その際も非常に便利です。

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自動バックアップ機能(VaultPress)

たとえばWordPressが何らかの理由で乗っ取られてしまったり、サーバーのトラブルでデータが消えてしまったりした時のために、常日頃から手動でバックアップを取るというのはなかなか大変なものです。

そこで、WordPressのバックアップが毎日自動で他のサーバーにとられるようにしておくと、万が一の際にすぐに戻せるので非常に便利です。

バックアップ機能を使用するためには、月437円程度ほど支払う必要があります。
※この記事で紹介している機能のうち、バックアップ機能以外は無料で使用することが可能です。

Jetpackの価格表はこちら

バックアップ機能は有料ではありますが、レンタルサーバーの無料バックアップサービスにはないメリットがあると考えています。

レンタルサーバー会社のバックアップの場合、もしレンタルサーバー会社のデータセンターが火災や停電で止まってしまった場合、バックアップも含めてデータが読めなくなってしまう可能性があります。(同じデータセンター内にバックアップされていた場合)

しかし、全く別の会社のバックアップサービスを使用していれば、もしサーバにアクセスできなくなった場合もバックアップを書き戻せる可能性が高いので、私はお金を払ってでも利用する価値があると考えています。

アクセス解析

このブログはもちろんGoogleアナリティクスも導入しています。
それと同時に、Jetpackの「サイト統計情報」というアクセス解析も導入しています。

それぞれどのように使い分けているかというと、Googleアナリティクスは長期的な分析を見るのに適していると私は考えています。

それに対してJetpackのサイト統計情報は、記事を書いた翌日などに「昨日書いた記事はどれくらいの人が見てくれたのか」を素早く確認したい時に便利だと感じています。

WordPressの管理バー

それと、WordPressにログインしている状態では管理バーに過去24時間のアクセス記録が表示されるため、記事を書いた直後にバズっている(SNSなどで話題になっている)かどうかを確認したい時など非常に便利です。

セキュリティ

たとえばWordPressをインストールしてしばらく経つと、海外からWordPress管理画面のログインページにランダムなユーザー名とパスワードなどの総当たり攻撃でログインを試みる攻撃がされることがあります。

それを放置しておくと偶然ログインされる可能性があるだけでなく、サーバーに大きな負荷がかかり最悪サーバーがダウンしてブログが見れなくなってしまうということがあります。
(実際、サーバー引っ越し前に何度も不正なログイン施行が原因でサーバーダウンしたことがあり、対策プラグインまで作ったことがありました)

Jetpackはそのような怪しいログイン活動をブロックする機能があります。

セキュリティ管理画面

また、WordPressブログが5分ごとに稼働しているかどうかを確認し、もし稼働していない場合はメールで通知する機能もあります。

おすすめしない機能

ここまでJetpackでおすすめの機能について紹介してきましたが、逆におすすめしない機能もあります。

「WordPress.comツールバー」という機能を有効にすると、「サイト統計情報」を有効にしていても過去48時間のアクセスグラフが表示されなくなります。
「サイト統計情報」を有効にしていて、最近のアクセス推移を見たい方は無効にしておくことをおすすめします。

Jetpackのなかで使用したくない機能がある、不要な機能だと感じたものは無効にしておけば良いので、無理に全部使おうと考える必要はないと思っています。

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