ここまで読んでいる方は、「WordPressとは何か」ということは既にご存知だとは思いますが軽く触れておきます。
あと、WordPressの仕組み(どのように動作しているか)や、WordPressで作られたWebサービスの紹介も致します。
目次
- MAMPやXAMPPのインストール
- WordPressの仕組み
- WordPressで作られたWebサイトやWebサービス
- WordPressでWebサービスを作るために何をしなければならないのか
- WordPressの「テーマファイル」とは
- WordPressのテーマファイルを作る: Free.Stockerの場合
- functions.php とは
- loop.php とは
- 写真のアップロード先
- 「カスタムフィールド」とは
- functions.php とは
- loop.php とは
- SEOについて
- SEOはSEO業者でないとできない?
- 内部SEOと外部SEO
- WordPressはSEOに向いている
- SEOケーススタディ: フリー写真素材サイトの場合
- All in one SEO Packの設定
- 共起語SEO
- ケーススタディ: うさぎの飼育用品のECサイト「うさぎのしっぽ」
- 便利なツール
- 「ソーシャルメディア」とは何か
- SMOとは具体的にどんなものか?
- SMOの実践
- ソーシャルメディアからの人の流れ
- はてブのホッテントリに自分のWebサービスやブログ記事を載せる方法
- はてブでの自作自演は無視される
- はてブされる記事やWebサービスを作るために
- シェアされやすいコンテンツとは
- WordPressのためのサーバ選び
- WordPressを高速に動かすために
※最後の方は多少内容が変更になる可能性があります。
WordPressとは
Wikipediaによると、
WordPress(ワードプレス)はデータベースにMySQLを利用し、PHPで書かれたオープンソースのブログソフトウェアである。b2/cafelogというソフトウェアの後継として開発された。GNU General Public License(GPL)の下で配布されている。
オープンソースということは、誰でもソースコードを入手し、それを使用したり改変することができます。
オープンソースの定義についてはこのページに書かれています。
このページの中に
「オープンソース」であるプログラムはソースコードを含んでいなければ ならず 、コンパイル済形式と同様にソースコードでの頒布も許可されていな ければなりません。
とありますが、WordPressを使ったWebサービスを作ったからといって、必ずしもそのWebサービスのソースコードを公開・無償配布しなければならないという訳ではありません。
ちなみに、WordPressの記事や設定などはMySQLデータベースに保管されますが、このMySQLもオープンソースのデータベース管理システムです。
WordPressの仕組み
この記事の1ページ目にこのような図を載せましたが、
WordPressを動かした場合の「サーバ側の処理」をもう少し詳しく見てみましょう。
仮に、WordPressでできたブログが http://example.com/blog/ というURLにあったとします。
このURLをブラウザで開こうとすると、サーバにリクエストが送られます。
WordPressをインストールする際に wp-config.php というファイルにMySQLデータベースのユーザー名やパスワードを入力したかと思いますが、WordPressはこの情報をもとにMySQLデータベースへの接続を試みます。
MySQLデータベースには、ブログのタイトルや各種設定、記事のタイトル、記事の内容などさまざまな情報が格納されています。
この中で、リクエストされたページを表示するのに必要な情報をWordPressに返します。
ちなみに、この時点ではまだHTMLは出来上がっていません。
WordPressは、この後詳しく述べる「テーマファイル」の内容に基づき、ブラウザに表示させるHTMLを生成します。
テーマファイルをもとにWordPressで生成されたHTMLがブラウザに送られます。
実際には他にも細かいやりとりが色々ありますが、大ざっぱにいうとこんな感じです。
WordPressはさまざまなテーマが配布されていて、テーマを切り替えることでブログのデザインを変えられることはお分かりかと思いますが、単にデザインを変えるだけでなく全く別物のWebサイトやWebサービスにしてしまうこともできます。
WordPressで作られたWebサイトやWebサービス
例えば、「TechCrunch」というニュースサイトはWordPressでできています。
WordPressなら複数の記者ごとにアカウントを分け、同時に記事を書いて投稿することもできます。
もちろん、アカウントごとに権限を設定することもできます。
「美的」という美容情報誌のサイト「美的.com」はかなり複雑で情報量の多いサイトですが、主要なページはほぼWordPressでできています。
「クックパッド株式会社」の企業サイトはWordPressでできています。
企業サイトをWordPressにすると、HTMLが分からない方でも簡単にお知らせページを追加したり、ページの内容を書き換えられるので良いですね。
「南信州.com」という観光情報サイトもWordPressでできています。
「TOKYO POLAROIDS」というポラロイド写真ギャラリーもWordPressでできています。
みんなでありがとう日記をつけるサービス「ペコリン」もWordPressでできています。
一般的なのブログはアカウントのある管理者や編集者だけが日記を書くことができますが、このブログは誰でもありがとう日記を書き、それをTwitterに投稿できるようになっています。(この機能は独自の実装だそうです)
その他にもWordPressで作られた素晴らしいサイトはたくさんあります。
「かちびと」のシロさんが運営されている「WP Design Gallery」では、たくさんのWordPressサイトが紹介されています。
このサイトもWordPressでできています。
WordPressでWebサービスを作るために何をしなければならないのか
今紹介したようなWebサービスを作るために、必ずしも WordPress そのものを作り替えたりする必要はありません。
基本的にやらなければいけないことは、「テーマファイルを作ること」と「必要なプラグインをインストールすること」です。