Google Chrome 11がリリースされ、多くの方はGW前に自動アップグレードされたかと思います。
私は昨年からChromeをメインブラウザとして愛用していますが、Chrome 11に関してはどうしても満足できないことが2つあります。
1つは「アイコンがのっぺりしててダサい」ということ、もう1つは「等幅フォントの表示がおかしい」ということです。
アイコンに関しては Googleのフォーラム に書いてみたところほとんど賛同を得られませんでしたが、私は作業効率が深刻に落ち、動悸息切れ目まいがするほど新しいアイコンが気に入らなかったので自力で昔のアイコンに戻しました。
折角なのでアイコンを元に戻す手順と、等幅フォントを元に戻す手順を書いておきます。
※アイコンに関してはMac用のやり方ですのでご注意ください。
アイコンの変更方法
まず、昔のChromeアイコンを手に入れます。
もし昔のChromeアプリケーションをどこかに保管していればそこから持ってくれば良いのですが大抵の方は持っていないと思いますので Google画像検索で「Chrome icon」というキーワードで、filetype:png サイズ512×512 で検索 します。
Googleのサーバ上にあるアイコン画像ではなく、飛び先のページにあるアイコン画像を右クリックしてダウンロードします。
アイコンをクリックして Space キーを押し、透過PNGであること(白背景などでないこと)を確認します。
次に、PNGをMac用のアイコンファイルに変換します。
IMG2ICNS のページを開き、Downloadをクリックし、IMG2ICNSを起動して先程のアイコン画像ファイルをドラッグしてアイコンファイルを作成し、ファイル名を app.icns に変更してください。
Google Chromeを起動している場合は終了し、Finderでアプリケーションフォルダを開き、「Google Chrome」の上で右クリックして「パッケージの内容を表示」をクリックします。
Contants > Resources を開き、ダサい方のアイコン画像が app.icns という名前でそこにあることを確認して下さい。
必要であれば適当なフォルダに移動し、先程の旧アイコンをそこに入れます。
Google Chromeを起動すると、先ほど設定したアイコンに変わっているはずです。
等幅フォントの変更方法
これは Chromeの等幅フォントがOsakaになってる件 というブログ記事を見て知ったのですが、Chrome 11はなぜか等幅フォントでないOsakaが等幅フォントとして指定されています。
メニューバーの Chrome > 環境設定 > 高度な設定 > フォントをカスタマイズ で固定幅フォントを Monaco にでもしておきましょう。
Chrome 11の新機能
アイコンに関してはボロクソ書きましたし、等幅フォントがOsakaになっているのは謎ですが、Chrome 11は本当に素晴らしいブラウザです。
私が気づいた新機能は、日本語の両端揃え(センタリングの事ではなく、ボックスのようにテキストの両端をピシッと揃える機能)があります。
これにより、
.hoge {
text-align:justify;
text-justify: inter-ideograph;
}
と指定するだけで、IE8、Firefox 4、Chrome 11などの主要ブラウザで↓このようにテキストの両端が綺麗に揃うようになりました。
※Chrome 10では英語の両端揃えに対応していましたが、日本語は非対応でした。
その他にも、音声入力API に対応しています。
音声入力に関しては、モバイルや高齢者向けサイトなどで色々と使い道がありそうですね。
これからも高速で素晴らしいブラウザになっていくことに期待しています。
アイコンに関しては、今後バージョンアップの際にまたまたに戻る可能性もありますので今回作成したものをどこかにバックアップしておくと良いかもしれません。
それではまた。